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この子供どこか変だ!?ヤバい子供が登場する映画特集③ 『危険な遊び』

先月発表され、日本でも大きな話題になった映画『エスター』の前日譚製作のニュース。孤児院で預かった女の子が豹変していく様が実に面白い、ホラー映画の傑作だ。そこで今週の「今夜何観る」では『エスター』の前日譚製作決定を記念して、ヤバい子供が登場する映画を特集する。

『危険な遊び』(2018)
『ホーム・アローン』からは想像できないサイコパスな一面

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『ホーム・アローン』で有名なマコーレ・カルキンと『ロード・オブ・ザ・リング』で有名なイライジャ・ウッド。2人のスターが子役時代に共演した映画が本作『危険な遊び』だ。当時マコーレ・カルキンは『ホーム・アローン』で一躍トップスターになっていたところで、それまでとは全く違う役柄の演技に衝撃を受けた人もきっと多かっただろう。

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最初は良い奴に思えた奴が徐々にその本性を明かしていくと言うベタだが、やはり面白い展開だ。そもそもサイコパスというのは口達者で、初対面の人相手でも会話が弾むことが多いと言われている。本作でマコーレ・カルキンが演じたヘンリーもその類で、最初はイライジャ・ウッド演じる主人公マークと仲良くなったものの、アーチェリーで犬を平気で殺したり、いたずらで車の大事故が起こっても平気でいたりするなど、そのヤバ過ぎる本性を露わにしていく。その悪魔の微笑みとも言えるような笑顔が本当に恐ろしい。

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『ホーム・アローン』という作品に恵まれているこの時期にこういう作品で勝負したマコーレ・カルキンは中々に度胸が据わっているというか、しかも完全にサイコパスにしか見えない演技を見せてくれるあたり、やはり彼の演技力の高さが伺える。イライジャ・ウッドの怯えっぷりも良い。今となっては大スター(?) の2人の子役時代の貴重な共演。ぜひご覧になってほしい。

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【ストーリー】
母親が病死した12歳のマーク(イライジャ・ウッド)は、叔父のウォーレス(ダニエル・ヒュー・ケリー)と妻スーザン(ウェンディ・クルーソン)の家に預けられる。スーザンはヘンリーの弟リチャードを水死させて以来、自責と悲しみから立ち直れずにいた。夫妻にはマークと同い年の息子ヘンリー(マコーレー・カルキン)がおり、2人はすぐに仲良くなる。だか、ヘンリーがアーチェリーを改造した機械で犬を射殺し、死体を始末するのを手伝わされたマークは、いとこの心に巣くう残虐さを初めて知る。

【キャスト】
マコーレ・カルキン、イライジャ・ウッド ほか

【スタッフ】
監督:ジョセフ・ルーベン