”良いパパ”俳優 デニス・クエイド特集②『オーロラの彼方へ』

 

“良いパパ”俳優 デニス・クエイド特集

1979年の青春映画『ヤング・ゼネレーション』で注目され、宇宙飛行士たちの実録ドラマの傑作『ライトスタッフ』(1982年)で高い評価を獲得。トム・クルーズのような“世界的スーパースター”とまではいかないものの、現在に至るまで主演作が途切れない、確かな人気を持つ俳優、それがデニス・クエイドだ。そんな彼の最新作『僕のワンダフル・ジャーニー』(9/13公開)を前に、今週の「今夜何観る?」コーナーでは、デニス・クエイドが最の魅力を放つ役どころ“良いパパ”を演じた作品4本をご紹介!

 

『オーロラの彼方へ』(2000年)

●30年の時を越えて結ばれる親子の絆を描くSFファンタジー・サスペンス

ニューヨークで突然発生したオーロラがきっかけとなり、時代を超えて死に別れた父親と息子が絆を取り戻していく感動作。デニス・クエイドと共にメインキャスト務めるのは、『パッション』でイエス・キリスト役を熟演したジム・カビーゼル。30年前に死んだ父親と無線通信で未来から救おうとする息子ジョンを演じる。

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【あらすじ】
1999年、ニューヨークにオーロラが発生したある日、ニューヨーク市警察の刑事ジョンは、父の形見の無線機を発見し、ある男と交信することに成功する。その男はなんと、30年前に死んだ父フランクであった。しかもその日は消防士であった父が救助中に事故死する、まさに前日だったのである。ジョンは、なんとしても父を救おうとするが、過去を変え、新しい未来を創り出そうとしたその行動が、思わぬ事態を招くことに・・・。

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本作のデニス・クエイドは、野球とロックとバイクを愛する家族思いの勇敢な消防士フランク役を熱演。さすがにド直球すぎるだろうとも思える“アメリカのおやじ像”を流石の演技力で魅せてくれる。

日本版のタイトルとポスタービジュアルからは想像がつきにくいが、じつは本作は2つの時代を繋いで展開するSFファンタジー・サスペンスと言える内容だ。

感動作品であることは間違いないのだが、冒頭から消防士たちの救出活動を炎と爆発でダイナミックに描いたり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせるタイムパラドックス演出があったりと、ワクワクする描写が満載で、単なる“天体観測もの感動作品”と思って鑑賞すると少々驚くかもしれない。

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お話し運びが少々強引で都合よく進みすぎるところもあるが、死ぬ運命にあった父親を救ったことで未来が書き換えられてしまい、それによって新たに起きる時代を超えたサスペンスに急展開していく様は意表を突かれて面白い。

絶対に会えるはずのない親子が、運命のいたずらによって「声」を通して再び出会い、かつて成し遂げられなかった父親と息子の絆を、もう一度築きながら事件に立ち向かう演出は一見の価値ありだ。感動もしたいし、ハラハラドキドキも味わいたいという欲張りな方にはおススメの1本です。

 

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『オーロラの彼方へ』(2000年)
原題:Frequency
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:トビー・エメリッヒ
キャスト:ジェームズ・カヴィーゼル、デニス・クエイド、ショーン・ドイル ほか

 

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